CLUB AMY 365

山田詠美の文章をご紹介。詠美さんご本人の掲載許可済です。

Day 184th 無銭優雅

待たせた分だけスキップの足取りを軽くしてやって来る。そういう男と親密になりたい。いわゆる大人の恋なんてもん、知らないね。私は、いつだって会いたがっている仲になりたい。
山田詠美「無銭優雅」
幻冬舎文庫『無銭優雅』より

「スキップの足取りを軽くしてやって来る」というのは、もちろん、比喩なのかもしれないが、でも、そんな感じで会いに来てくれる男がいるというのはとても幸せなことだし、それは片想いでは望めないことだし、やっぱり両想いっていうのが最高の恋だよなって改めて思った。
ぼくにも誰かスキップしてやってこないかしら?(笑)
【DATA】
「無銭優雅」
幻冬舎文庫『無銭優雅』
KEN'S NIGHT M5レフィル<流星摩天楼>
KEN'S NIGHT 2nd Track 9 Round Midnight ※ラメ入り