CLUB AMY 365

山田詠美の文章をご紹介。詠美さんご本人の掲載許可済です。

Day 154th お洒落パブロフの犬

 服装が、自分をこう見て欲しいというイメージの具現化であるなら、そして、その人に気分良くいてもらいたいという気づかいのたまものなのだとしたら、ひとつの服をくり返し選んでしまうのは、まったく正しい行いということになる。あの人と会う自分というコンセプトが完成されている証明だから……なーんて。
山田詠美「お洒落パブロフの犬
『4 Uniue Girls 特別なあなたへの招待状』より

服はいくらでも持っているのに、いざでかけるとなると、どの服を着て行ったらよいのか迷ってしまうことが多々ある。
幻冬舎女性誌に連載されたこの詠美のエッセイでも、そんな服の悩みに関するテーマが取り上げられている。
ピーコさんとのファッション対談をするほどファッショニスタ(この言い方は詠美は好まないだろうけど)である詠美ですら、こうやって服で悩むんですもの、一般ピーポーのぼくが悩むのも当然!と思ってちょっと安心してしまう。
【DATA】
山田詠美「お洒落パブロフの犬幻冬舎文庫『4 Uniue Girls 特別なあなたへの招待状』
KEN'S NIGHT M5レフィル<彩酒摩天楼>
KEN'S NIGHT 1st Track 10 My Funny Valentine ※ラメ入り