CLUB AMY 365

山田詠美の文章をご紹介。詠美さんご本人の掲載許可済です。

Day 103rd「つみびと」

生きて行くのなら、それが良い。死んで行くのなら、それも、また良し。そんな心持ちで辿り着いたのは、廃屋めいた納屋だった。私は、その隅にムシロを重ねて自分の寝ぐらを定めた。

「つみびと」
中公文庫『つみびと』より

日経新聞の夕刊に連載され、社会問題を山田詠美が真っ向から取り扱ったと話題になった山田詠美初となる新聞小説
ネグレクトの話なので、読むのが辛くなるために読み返していないのだが、そんな作品にも山田詠美ならではのフレーズがたくさん散りばめられているので、この夏、少しずつまた読み返してみたいなと思っているところである。
【DATA】
山田詠美「つみびと」
中公文庫『つみびと』
KEN'S NIGHT M5レフィル<夜景摩天楼>
KEN'S NIGHT 1st Bonus Track The First Time Ever I Saw Your Face