木立の隙間で、月は切り抜かれた金色の紙。砂は逆らわないのにそこに映える草は私の背中を刺したがる。波は木々の向こうで生きている。私は横たわったまま放心している。やっと給仕された私の夕食。降り注ぐ星が層を成す彼の裸の背。私の髪は砂に流されて風…
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