彼の指が、あのとろりとしたヴァセリンの塊をすくったのです。それが、すべての始まりだったのです。あの黄色のクリームがえぐり取られた後、ぼくは、あまりの恍惚に気を失いかけました。具体的な事柄を覚えていたのは、そこまでです。その後は、まるで関節…
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